Black Friday(ブラックフライデー)がやってきた
年末商戦の時期ですね。皆さま今年の仕込みはバッチリでしょうか?
今年の年末商戦をぼんやり見てると、外資系小売店を中心に”ブラックフライデー”のプロモーションが多かったように見えます。アメリカの伝統的なお買いものデーなのですが、日本でも流行らせようという動きがあるようですね。
来年のためにも少し調べてみましょう。
ブラックフライデー(Black Friday)とは?
アメリカ発祥。1年で1番買い物が盛り上がる日。50%~80%OFFなどの大盤振る舞いがあちらこちらで見られ、お店もお客さんも熱い1日となります。
毎年サンクスギビング(毎年11月の第4木曜日)の次の日の金曜日に開催され、街はこの日を境にクリスマス商戦に突入していきます。
サンクスギビングから休みを取る人も多く、都市部ではショッピングエリアは大混雑。警察も出動し人混みで真っ黒になるのでブラックフライデー(Black Friday)と呼ばれるとか。
ブラックフライデーの効果について
それではブラックフライデーとは、いったいどのくらい熱いのでしょうか。
まずは今年のアメリカでの売上高を調べてみました。
民間調査会社ショッパートラックによると、サンクスギビングとブラックフライデー2日間の小売店売上はおよそ121億ドルとみられています。
さらに、アドビシステムズ社によるとオンライン経由での売上は44.7億ドルだそうです。
(ソース:
-CNN Black Friday isn’t as special as it used to be
-CNN Mobile shopping surged on Black Friday)
2014年の日本での通販売上高はおよそ6兆円(480億ドルほど)といわれてますので、この2日間のインパクトは凄まじいものですね。
日本でもブラックフライデーは定着するのか?
ブラックフライデーは今やアメリカだけでなく、カナダやイギリスでもイベント化されつつあります。・・・が、肝心の日本ではどうでしょう?
日本で開催するにあたっていくつか懸念点があります。
まずは、イベント感、スペシャル感が足りない。
そもそも日本にはサンクスギビングがありませんので、ショッピングを盛り上げる動機付けが別に必要かなと思います。やっぱり雰囲気は大切ですよね。
次に気になるのは、ボーナスの時期にはちょっと早く、お財布が寂しい時期だということ。
通販の場合カード決済のお客様も多いのでフライングしてお買いものをされる方も多そうですが、やっぱり気持ち的には現金が入ってからがお買い物モードになるのではないでしょうか。
また日本では、ブラックフライデーの後にもボーナス商戦、クリスマス、お正月の初買い&福袋と買い物シーズンが続くので、お客さまが息切れしないか、他のイベントに影響するのではないかなどが心配されます。
ざっと挙げてみましたが、こんなところでしょうか。
日本ではこのイベントが定着するのに少し時間がかかりそうかな、と私は考えていますが皆さんはどう捉えましたか?
とはいえ、現状に満足して何もしないわけにもいきません。
今年は大手ショップさんたちもブラックフライデー押しが多かったので、来年は皆さまのお店でも企画されてみて一緒に流れに乗っかってみてはいかがでしょうか?
ちなみにアメリカでは、ブラックフライデー後の月曜日は「サイバーマンデー(Cyber Monday)」と呼ばれ、オンラインショッピング版ブラックフライデーを流行らせようとしているようです。
まだまだ大きな流れにはなってないようですが、今後に注目ですね。