ネットショップを作る人 Kwave EC studio

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ネットショップを作る人・Kwave EC studioのブログです。ECに関する事などなどを記事にしています。

ネットショップのお仕事 ~1日の流れ

ネットショップの運営に興味のある方に、これからネットショップを立ち上げたいという方のために、ネットショップの1日のお仕事の流れを解説していきます。もちろんショップの運営体制によって適正な流れは様々ありますので、これが正解という訳ではありませんが、皆さんの参考になれば嬉しいです。お店はオープンしたばかりのごく小規模のお店を想定しています。

朝、顧客対応と注文の確認から

9時 メールチェック

まず出社したらメールチェックです。お客さんや取引先などから至急対応する必要の案件がないかチェックしておきます。至急案件が無ければ胸をなでおろしつつ、お客さんからの問い合わせに返信していきます。前日の売上状況や到着した荷物を確認しながら今日のスケジュールを組み立てていきます。

10時 受注確認・入金確認

お客さんからの注文を確認していきます。注文ステータスを変更したり、お客さんからの要望により注文の変更をしたりなど、間違えるとクレームに発展しやすいので慎重に確認していきます。確認が終わったらお客さんに注文確認メール(サンクスメール)を送ります。

また、前払いの支払い方法を設けている場合は、口座にお客さんから入金が無いかなどのチェックを行い、あれば入金確認メールをお客さんに送り、注文のステータスを発送待ちに変更します。

11時 荷受け・検品

お店宛に届いた荷物を開封し確認します。お客さんからの返品交換品であれば、しかるべき対応をします。仕入れ商品であった場合は検品を行い在庫として棚入れ、もしくは新商品として制作にまわすなどの仕分けを行います。

12時 休憩

ひとまず午前中でここまで終わっていれば安心。注文の数が多かったり連休明けの注文が溜まっている状況では、そわそわするお昼休憩になることも。

午後一番、商品発送とその準備

13時 2度目の受注確認と入金確認

その日発送する注文を集めるために、2度目の受注確認と入金確認を行います。発送までのサイクルが短くなるので日に数度の受注/入金確認をする事が多いです。その日発送する注文が確定したら、出荷指示書(配送情報と注文商品が印字された紙)、納品書(最近は出さないところも多いです)、配送伝票を印字します。

14時 梱包

注文の品をいよいよ発送する準備をしていきます。出荷指示書に基づいて、在庫から商品をピッキング、箱詰めし、必要であればラッピングや同梱物を入れ、最後に配送伝票を貼ります。ミスすると間違いなくクレームになりますし、集荷時間に間に合わせないといけないので、その日の発送件数から逆算し時間を確保しておく必要があります。

お店に成長にはフロント業務も大事

15時 撮影・商品ページ制作

新商品が入荷した際には写真を撮影し、きれいに加工して商品ページへと掲載します。仕様や写真では伝わらない点は文章にします。実際手にとって商品を見ることができないネットショップでは、商品情報はここに集約されます。また、商品のアピールをしてくれる販売員の役割もあり、売上を左右する重要な要素の1つです。また、商品ページを制作しないと販売できませんので、商品が入荷したら極力早くとりかかりたい業務でもあります。

16時 その他ページの更新など

ネットショップは店舗をもたない代わりに、WEBサイトで様々なアピールを行っています。季節に沿った商品の紹介、セールなどの企画、新商品の紹介などなど。そのために新しくページやバナーを作成する必要がでてきます。また、一度作ったページは「作ったらおしまい」ではありません。こまめにチェックし改修し育てていく必要があります。これらの業務は中長期的なお店の成長には欠かせませんので、時間を割いてあげる必要があります。

夕方、集荷をしてもらい一安心

17時 荷物の集荷と発送メール

宅配業者との話し合いにもよりますが、たいていは夕方~夜に集荷に来てもらうことが多いと思います。宅配業者に荷物を引き渡したら、お客さんには発送メールを送り、商品を出荷した旨と配送番号をお知らせします。クレジットカードの決済も発送が済んだら確定させます。通常はここでいただいた注文の一連の処理は完了となりますので、あとは無事商品がお客さんの手元に届くことを祈るのみです。注文が多く梱包作業が多いときは集荷の時間までバタバタ続きの日も。

18時 お仕事終了

お客さんの注文もさばく事ができ無事出荷もできたら、最低限のノルマは達成できたといっても良いでしょう。お疲れ様でした!

ルーティン外のお仕事

ここから先は日々の業務ではないけれど、不定期に発生する大事なお仕事たちを紹介します。どれもお店を成長させるために大事なお仕事たちです。

広告入稿・原稿の用意

ネットショップは集客のために広告が必須になります。広告のプラニング、また広告用のバナーや文章などの用意などが必要です。

SNS更新・メルマガ作成

集客と発信の手段として使われています。SNSは特に最近ウエイトが大きくなってきているお仕事です。メルマガをやめてSNSだけで発信されてるお店も増えてきています。

商品仕入れ・新規商品の開拓

在庫の少なくなってきた商品を確認し仕入れをしたり、売れそうな新商品をリサーチしたり、新商品の開発をしたりします。お店の核となる品揃えを左右する大事なお仕事です。

売上管理

売上、コスト、最終利益などを計算します。お店の評価や今後の経営判断の材料になる大切な数字です。肌感覚で計っている方も多いですが、とても大事な指標なのできちんと計算しましょう。月末月初に数字を出すことが多いです。

以上がネットショップのお仕事の流れです。いかがでしたでしょうか?
お店を運用していくためのルーティンワークと、お店の成長を促すためのルーティン外ワークをご紹介しましたが、どちらも大事なお仕事です。ルーティンワークだけで日々の稼働時間を目一杯使ってしまわないように、スケジュールを立てましょう。皆さんの参考になれば嬉しいです。